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博士候補生に決定しました!

わーい。

さきほど、口頭試験の合格通知を頂きました。これでワタクシ晴れて博士候補生(Ph.D Candidate)です。

思えばここまでの道のりは長かった。。。(思い出省略)

今までが第一章だとしたら、今から第二章が始まります。
とにかく、これから新たなスタートです。研究がんばるぞー。
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by structural | 2006-02-25 05:43

世界の常識、物理学者の非常識。

今日はワタクシ怒っています。多少毒を吐きますので、そのつもりで。

世間一般に学者という種族は一般常識に乏しい。そんな大雑把なくくり方で学者を言及するのもどうかと思うけど、それなりに個々の事例が重なった結果の定説なんではないだろうかと自分は今考えるようになった。自分が学者という枠からはみ出ないというところは、ある意味皮肉の一つでもあるのだが。。。

実は今週、物理科で学会(というより分科会)が開催されている。日本人教授夫妻とその大学院生たちも招待され、はるばるジョージア大学までやってきた。僕はといえば、学会のお手伝いとして、なんとベビ−シッターをやっている。2歳と5歳と日本人の女の子たちは、その日本人教授夫妻のお子さんである。日本人教授夫妻は共に物理学者だそうだ。

元はと言えば、話は日本人の教授が「子供たちを学会に連れて行っていいか」とCSPヘッドのランダウ先生に聞いたところから始まる。ランダウ先生は人が良いから即座に「いいよ」と答えて、話を秘書のリンダさんに持っていった。リンダさんは「え!」と絶句。でもリンダさんはランダウ先生の秘書だから仕方なくベービーシッターの手配を始める。物理科の大学院生で日本人は僕一人しかいない。当然のごとく僕へとベビーシッターの話が行く。

はっきり言って、海外の学会に2歳と5歳の小さい子供を連れて行く神経が僕には理解できない。たぶん彼らの頭の中では「ついでに子供も連れて行ってしまおう。ベビーシッターさえなんとかなれば、学会発表が終わったあと家族旅行にもなるからラッキー」くらいにしか考えていないのだろう。

ランダウ先生や秘書のリンダさんの好意を半ば当てにしている。それが僕には許せない。人の迷惑の上に成り立っている家族旅行ってどうなのよ。

そもそも、いったい彼らはどちらに重きを置いているのだろう?

もし学会発表がメインで旅行はサブだとしたら、家族との時間というものを軽視していると思う。その姿勢は家庭人として尊敬できない。またその逆で、もし家族旅行がメインで学会発表がサブだとしたら、仕事に対する姿勢に疑問を持たざるを得ない。どちらに転ぶにしても、とにかく感心出来ない。少なくとも僕だったらそんなことしない。

シェルトン先生が僕のベビーシッターの時間割を知って相当おかんむりだった。

シェルトン先生:ベビーシッターの時間が一週間のうち午前中全部と午後数時間っていうのは、あきらかに多いわよ。あなたの研究時間は、私のグラント(科研費)から出ているの。つまりあなたが今やっているベービーシッターは私が取ってきたお金でサポートしていることになるのよ。納得いかないわ。

僕:正におっしゃるとおりです。面目ないです。ほんとーにごめんなさい。

そして、きちんと自分の考えていることをシェルトン先生に伝えたところ、理解してもらえた。

シェルトン先生:まあ、今回あなたが謝ることではなさそうだけど。。。
シェルトン先生:これから先、自分のすべきこと以上のことを誰かから求められた時には、きちんと断りなさい

おっしゃる通りです。事は自分が処理できる許容量以内だと思っていたのだが、結果的に周りに迷惑をかけてしまった。一昔前日本で流行った「NOと言えない日本人」という本のタイトルが頭の中でぐるぐる回る。

ところで、人にはそれぞれ怒りのスイッチというものがある。いくら温厚な僕でも、それは存在している。自分自身で把握しているものの一つは、筋の通らない理不尽な扱いをされる事。もう一つは時間泥棒である。

ワタクシはアホなくらい人一倍許容量が広いと思う。つまり人に甘く自分に厳しい。そんな僕でも、ひとたび筋の通らない理不尽な扱いをされると普段怒らない分余計怒る。それは僕の正義感にも関係していると思う。

もう一つの時間泥棒に関してだが、時間はお金よりも大切である。人はそれぞれ限りのある砂時計を胸に抱えて人生という名の航海をしている。それゆえ、他人の時間を勝手に拝借して平気な顔をしている奴は大っ嫌いである。あまりにも無神経すぎると思う。

かつてのフランスの皇帝ナポレオンはこう言ったそうだ。「他人の物を盗む人は罰せられるのに、他人の時間を盗む人が罰せられないのは不合理である」と。

ちょっと話がそれたけど、今回の出来事は、他人の好意を当てにして海外の学会に子供を連れてくる日本人教授夫妻の非常識さと、他人の時間を浪費させておいて何も考えないその無神経さのダブルパンチにひさびさに頭に来た。

というわけで、今週は自分の時間を削ってベビーシッターをしている。子供に何の罪も無い訳で、午前中は子供たちとわいわいガヤガヤ大騒ぎ。相変わらず、子供たちには大モテ。いいんだか悪いんだか。。。

ところで話の最後として、僕が一連の出来事の中で一番こたえた瞬間が実はこれだった。

(母親が学会会場へと去る前の、母親と子供の会話)
母親:○○ちゃん、この部屋の中でおとなしく遊んでいてね
子供:うん、このおじさんと遊んでるぅ





_| ̄|○  



お、お兄さんと呼んでね。君たち。(T-T)
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by structural | 2006-02-22 05:40

さようならパットメセニー

更新中。。。
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by structural | 2006-02-20 08:24

SAGA佐賀

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by structural | 2006-02-19 02:03

口頭試験、詳細

口頭試験は学部の教授3人と担当教官一人(シェルトン先生)の計四人を前にしての口頭発表&質疑応答だった。

学部のポリシーによると口頭試験は与えられたトピックのテーマとは関係なく脱線していろいろな物理の質問をしますよと書いてある。発表だけでも大変なのに、脱線すんなよ!(怒)って感じだけど、本当にそう書いてあるんだから仕方がない。

僕の口頭試験のタイトルは「Stopping light in Solid」。内容を一言で言い表すと、光が物質と相互作用して速度が遅くなるという現象。分野でいうと量子力学、物性、光学になるのかな。ちなみに僕は天文学専攻だぞ。涙

この3週間本当に辛かった。何が辛いって、自分の興味の無い分野の論文をたくさん読まなければいけなかったこと。やっていて面白くないし、やらされている感がたくさんあった。なにより、与えられたトピックが難しかったことが一番大きかったかも。

実際のプレゼンテーションは30分で終わった。難しい内容だったけど、なんとかそこにある物理を引っ張りだして理解して分かりやすくプレゼンテーションにしたつもり。

それからがもう大変だった。
学部のポリシーに書いてある脱線モードに突入。

発表のテーマとは直接関係ない物理法則をバンバン聞いてくる。

とにかく先生が質問してくる英語の要点がつかめない。こんなまわりくどい言い方初めてされた。先生の言っている事を演繹して物理法則を答えなさいってことらしいけど。先生の言っている英語が分かんないのと、質問されている物理が難しいのとのダブルパンチで泣きそうだった。ひーん。

途中、他の先生が「ところで可視光の波長はどこからどこまでなのかね。特徴的な数値を挙げよ」って質問されて、がびーん。

そんな数字頭に入っとらんぞよ。

「え?天文学専攻なんだよね?」と追い打ちをかけられてしまった。
ちらっと横目でシェルトン先生を見ると明らかに「あちゃー」という顔をしている。

先生。出来の悪い生徒でホントにごめんなさい。

そんなこんなで黒板の前に立たされ、延々と方程式解いたり質問に答えたり答えられなかったり(笑)していた。

ようやく一時間が過ぎようとしたころ、進路指導の教官が
「それじゃこれで終わりにしますか」
ということで終了しました。

全1時間35分の口頭試験。
疲労MAXでとぼとぼと帰宅したのでありました。以上報告終わり。
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by structural | 2006-02-18 03:57

とりあえず

口頭試験は無事に終了しました。ほっと一息。

今は体中の気力体力共に最低レベルに近い状態。とにかく疲れた。。。
詳細はまたのちほど。
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by structural | 2006-02-16 10:51

口頭試験

ついに口頭試験の日程が決まった。といっても、既に日程が決まってから一週間が経過してしまっているのだが。ということは、あと残り2週間しかない。

決戦は2月15日の午後3時半から。

大変だー。
がんばろう。

というわけで、しばらく準備におおわらわ。更新はもうしばらくお待ちを。
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by structural | 2006-02-02 10:16